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【マスター】 ミュカレ@アカツキ電光戦記 【マスターとしての願い】 教団の悲願成就。 全人類の『救済』。肉体を排する霊的救済。 【weapon】 元帥杖 第三帝国の元帥杖。鈍器として使えなくもない。 【能力・技能】 魔術 魔女として、魔術を高水準で習得している。 主にあらゆる武器、獣の召喚術を得意とする。 また、魔力も魔女であるからか多い。 転生の法 真理を知る者「完全者」が会得できるといわれる秘蹟。 擬似的な不老不死で、転生して完全者は現代へ生き永らえた。 たとえ肉体が消滅しても別の肉体が存在する限り、 他人の身体に魂を移し変え、精神を乗っ取って復活することができる。 聖杯からの制限により、サーヴァントと、『契約しているマスター』を乗っ取ることはできない。 令呪・魔力供給パスは転生先へ同時に受け継がれる。 【人物背景】 異端「ペルフェクティ教団」の教祖にして、秘密結社ゲゼルシャフトの元帥。 「完全者」とは先の教団において、その尋常ならざる教義を会得し真理に到達した者を意味する。 「完全者」は真理を得た事で死を超越し、肉体が消滅しても別人の体を乗っ取り転生する事が出来るとされた。 そして彼女もまた、中世に異端者として火刑に処せられた、農夫の娘・ミュカレが「完全者」として蘇った存在であり、 その後現代に至るまで数百年の月日を転生を繰り返し人々から「魔女」と恐れられながらも、 教団の悲願成就の為歴史の節目で暗躍していく事となる。 現在はムラクモらによって前の肉体を殺されたため、上海の貿易公司に勤めるドイツ人夫妻の娘・カティに転生している。 【方針】 聖杯狙い
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「主任、この書類の決済をお願いします」 「ああ…」 ユグドラシルコーポレーション・ゴッサム支社。 日本人や日系人を中心とした社員たちが忙しなく仕事に追われる中、主任と呼ばれた男・呉島貴虎はどこか釈然としない思いを抱いていた。 何度社内を見てもいつもと変わらぬ平和な光景が広がるばかり。 ゴッサムシティの治安は最悪だがユグドラシルなど一部の大手企業は金にものを言わせた強固なセキュリティ体制を敷いている。 そのためこの周辺のオフィス街に限ればそう滅多に犯罪の手が伸びることはない。 それにしてもこの会社、いやこの部署はここまでのんびりとした空気だっただろうか? いや、むしろもっと重大な、根本的なことを忘れているような……? だがそれが何なのかわからぬまま、ただ時間だけが過ぎていった。 仕事を早めに切り上げ退社した貴虎は悶々とした違和感を感じながらも車を停めてある駐車場へと歩を進めていた。 違和感を払拭しようとこれまでの日常を思い返してみたが余計に違和感が募るばかりで、それどころか軽く頭痛がしてきた。 何かが、あるいは何もかもが決定的に間違っている。 何故かは自分でもわからないが、心が強くそう訴えかけていた。 「おや?主任様じゃねえか。お早いお帰りのようで」 「………シド?」 声を掛けてきたのは営業担当の、シドと呼ばれる男だった。 確か地元の若者層をターゲットにした取引のためそれらしい格好で仕事をしている社員だったはずだ。 いや、違う。ありとあらゆる意味でこの男がここにいるのは絶対的に間違っている―――! 「お前が、何故生きている…!?お前はロシュオに……」 「はあ?」 無意識に疑問を絞り出した瞬間、全てを思い出した。 プロジェクトアーク成就のために奔走していた本当の日々。 葛葉紘汰と遠回りの末友好関係を築けたあの瞬間。 戦極ら部下の裏切りによって結果的にオーバーロードの王と出会ったこと。 オーバーロードの真実、圧倒的な力、蹂躙された沢芽市とユグドラシル。 そして、オーバーロードに隷属する道を選んだ弟・光実。 不審がるシドに目もくれず車に飛び乗り、自宅を目指して走り出した。 街が破壊されていない。インベスもいない。そもそも沢芽市ですらない……! 知らない街であるはずなのにまるでずっとここに住んでいたように道順を思い出せる。 このゴッサムシティの全体像がまるで沢芽市に似せて作られたかのように似ていることも関係しているのだろうか。 知らない間に脳を弄られたかのようで吐き気がするが、それを堪えて武器を取り戻すためひたすらに自宅を目指した。 「ここだけは、沢芽市と同じか」 この偽りの時間を過ごした呉島邸だけは寸分違わず沢芽市にあったものと同じだった。 といってもゴッサムシティの治安の悪さを考慮してセキュリティはより強化されているのだが今は些末なことだ。 平時からは考えられないほど大急ぎで、乱暴にドアを開けると一目散に自室へ向かった。 目的はスーツケースに保管していた貴虎の身を守る最大の装備だ。 「意味もなく捨てずに保管していたのは、こういうことだったのか…?」 ゲネシスドライバーを失った今、懐かしさすら覚える貴虎が愛用していた戦極ドライバーとメロンロックシード。 記憶を失っていても、身体がそれを大切なものだと覚えていたのかもしれない。 「どうやら記憶を取り戻されたようですね、マスター」 女の声に振り向くと、何もないところからローブを深く被った女性が現れた。 知識として刷り込まれている。聖杯戦争、万能の願望器を巡る殺し合い。 そしてこの女性こそ呉島貴虎に割り振られた戦闘代行者、サーヴァントだ。 その証拠に、令呪と呼ばれる紋様が自分の右腕の甲に刻まれていた。 確か参加するにはシャブティが必要だというルールだったが、貴虎には心当たりがあった。 子供の頃自分以上に厳格な父親が海外から一時帰ってきた時に土産としてくれたシャブティの像だ。 それが自分を聖杯戦争に導いたというのは運命のようなものを感じずにはいられない。 「ああ、そのようだ。君が私のサーヴァントのようだな」 「ええ、この身はキャスターのサーヴァント。真名はメディア。 マスターのお名前を伺っても?」 キャスターは素直に自分の真名を明かした。 隠したところで疑り深いマスターなら令呪を使ってでも口を割らせるだろうと考えたからだ。 不本意だが少なくとも「ある程度は」付き合う相手ならそのぐらいの情報は明かさねばなるまい。 「呉島貴虎だ。それと、悪いがそのフードを取ってもらおうか。 君の生きた時代がどうだったかは知らないが、現代社会で素顔を見せない者を信用するわけにはいかんな」 「…………」 貴虎の物言いはあくまで現代日本を基準とした、礼儀を咎めたものだったが、言い換えればそれだけだった。 少なくとも素顔を確かめてどうこうする、という下心は一切なく、キャスターもそれは見抜いていた。 「……これでよろしいですか?」 ローブを取ったキャスターの素顔に貴虎は一瞬だが言葉を失った。 この世のものとは思えない美貌、それでいて品の無さというものを全く感じさせなかった。 人間では有り得ないほど尖った耳もそうであることが自然だと思わされる。 しかしすぐに見とれている場合ではないと気を取り直した。 「ああ、もう良い。早速だが書斎に来てくれ。 方針についての打ち合わせをしておきたい」 「つまり、当分は陣地と魔力源の確保、情報収集に専念するよりないということか」 「はい、ただでさえも私は三騎士には相性が悪いので、慎重に動かざるを得ません」 「そうだな。それに伝承から考えて、君は戦う者ではないだろう? つまり、策もなく歴戦の戦士と事を構えるのは自殺行為でしかない。私も自分がヘラクレスやジークフリードと戦えると思うほど自惚れてはいない」 現在の貴虎とキャスターの戦力は決して心強いものとは言えない。 元よりキャスターは魔術の腕はともかく戦闘代行者としての実力は低く、貴虎も戦極ドライバーがあるとはいえ無策でサーヴァントに挑むのは無理がある。 せめてゲネシスドライバーがあればもう少しはマシなのだろうが無いものねだりをしてどうにかなるなら苦労はない。 加えて、キャスターの見立てでは貴虎のマスターとしての適性は低く、十分な魔力を提供できないとのことだった。 魔術師のサーヴァントが魔力不足とあっては笑い話にすらならない。 となれば、余所から不足分を補うのは魔術師としては当然すぎるほど当然の発想。 「ですから、NPCから魂喰いを行う許可を頂きたいのです」 「それは構わない。私も手段についてどうこう言える人間ではない。 だが大量殺戮は問題だろう。何か考えはあるのか?」 「殺戮が問題ならば、殺さぬ程度に魔力を吸い上げれば良いのです。 それならば誰にも文句はつけられないでしょう」 「なるほどな、しかし意識を失わせたり、騒ぎになるような真似はするな。 大丈夫とは思うが、マスコミのしつこさと影響力を軽視するのは危険だ。 それに、万が一高潔な参加者に事が露見すれば損得勘定抜きで未知のアームズを使いロックビークルに乗って突撃してくることも無いとはいえないからな」 貴虎自身元の世界ではマスメディアを使った戦略を指揮する立場にあったため、その影響力と危険さを熟知していた。 例えば集団が突然倒れたなどのニュースが流れればそこからサーヴァントの仕業と推測されてしまう可能性もある。 葛葉紘汰のようなマスターないしサーヴァントがいれば、当然怒りを買うだろう。 序盤からそのような事態になることは絶対に避けなければならない。 「……わかりました。では、軽度の疲労を覚える程度に留めましょう」 「ああ、それで頼む。それからサーヴァントには宝具というものがあるのだろう? 君の宝具はどういったものなんだ?」 宝具とはサーヴァントの半身と呼んでもいい。 その性能を知ろうとするのは聖杯を求めるマスターとして当然のことであり、キャスターもこの質問は予期していた。 キャスターは弱りきった風を装い誤魔化すことにした。通じるかどうかは五分五分というところだろうが。 「そのことなのですが……マスターは魔術師ではないため、抗魔力が低いのです。 そして、私と同じようにキャスターのクラスで現界したサーヴァントなら魔術で貴方の精神を読み取ることは容易い。 つまり、そこから私の宝具が漏れ、対策されてしまう可能性が高いのです。申し訳ありませんが……」 「教えなければ対策されることもない、というわけか。確かに道理だな。 わかった、宝具を使うタイミングは君に一任する。魔術に関して門外漢の私などよりよほど適切に使えるだろう」 ちょろすぎる。キャスターはこのマスターの扱いやすさに感謝した。 「君を裏切りの魔女などと言う文献もあるようだが、私はそのような風聞を何も考えず真に受けるほど愚かではないつもりだ。 そもそも、メディアに裏切りを働かせたのはイアソンを支持するアフロディーテの謀略だろう。 私も君も聖杯を求めてここへ足を踏み入れた。利害が一致しているのなら何も問題はあるまい。 部屋を用意させておこう、休息する時にでも使ってくれ。私は少し夜風に当たってくる」 話を切り上げると貴虎は無防備に背中を晒しながら外へと出て行った。 キャスターの指にかかればその背中に風穴を開けることがどれだけ容易か理解しているのだろうか? (ふん、馬鹿な男……) キャスターは基本的に顔立ちの整った男を信用しない。いやできないと言っていい。 それにあの迂闊さだ、あれではいずれ他の者に陥れられて脱落するのが目に見えている。 このため、キャスターは最初からマスターの乗り換えを視野に入れていた。 しかし貴虎の財力やコネは使いどころが大いにある。 それにこちらの言う事をあっさり信じる分、操縦も容易。 今はせいぜいサポートしてやろう、と魔女は一人ほくそ笑んだ。 「葛葉、お前は俺のやり方を許さないだろうな……」 今も沢芽市で人々を助けるために戦っているだろうあの男なら人殺しには決して賛同しないだろう。 勿論貴虎とて好き好んで殺人をしたいわけではない。だがもう他に方法が全く無いのだ。 「無理なんだ、葛葉。お前がいくら強くなったところでオーバーロードには、ロシュオには絶対に勝てないんだ」 戦略ミサイルすら消し去り、ゲネシスライダーを赤子のように葬り去るオーバーロードの王に人類が対抗する術など存在しない。 それこそサーヴァントを引き連れて立ち向かったところで跡形もなく消し飛ばされるのがオチだ。 さらにオーバーロードが開いたクラックによってヘルヘイム浸食のタイムリミットは年単位で縮まってしまったことだろう。 聖杯を手に入れなければ、遠からず人類は全滅してしまう。それを防ぐためならばもはや手段を選んではいられない。 「ヘルヘイム、それにオーバーロードさえ消し去ることができれば……光実、お前ともまたやり直せるだろうか」 光実が道を誤ってしまった理由には少なからずヘルヘイムの森の真実が関わっていることには貴虎も気づいていた。 逆に言えば、森の脅威と光実が当てにしているオーバーロードが取り除かれれば弟と敵対する理由もなくなる。 簡単には拗れた兄弟仲を修復することはできないだろう。あるいは光実は一生貴虎を許さないのかもしれない。 それでも、光実が人類の敵でなくなってくれさえすればもうそれで良かった。 「失敗は許されない、必ず、どんなことをしてもこの手に聖杯を……」 呉島貴虎は気づかない。 裏切りのクラスたるキャスターが実際に叛意を抱いていても、気づけない。 何故なら、貴虎の本質は性善説に基づいている。 日頃口で何と言っていようと、本心では誰も理由なく悪に手を染めるはずがないと思っている。 だから何度騙されても人を疑いきることができない。そして何度でも裏切られる。 部下や同僚からも。実の弟からも。そして、契約したサーヴァントからも。 その善性を嘲笑われていることに、気づかない。 【クラス】 キャスター 【真名】 メディア@Fate/stay night 【ステータス】 筋力 E 耐久 D 敏捷 C 魔力 A+ 幸運 B 宝具C 【クラス別スキル】 陣地作成:A…魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。”工房”を上回る”神殿”を形成する事が可能。 道具作成:A…魔力を帯びた器具を作成できる。擬似的ながらも不死の薬さえ作り上げられる。 【保有スキル】 高速神言:A…呪文・魔術回路との接続をせずとも魔術を発動させられる。大魔術であろうとも一工程で起動させられる。 金羊の皮:EX…とっても高価。竜を召還できるとされるが、キャスターには幻獣召還能力はないので使用不能。 【宝具】 「破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)」 ランク:C 種別:対魔術宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人 メディアの「裏切りの魔女」としての伝説が象徴として具現化した宝具。 攻撃力は普通のナイフと同程度しかないが、「あらゆる魔術を初期化する」という特性を持つ最強の対魔術宝具である。 原作ではマスターとサーヴァント間の契約を断ち切るなどの用法で用いられた。 しかし、どれほど低いランクであっても宝具の初期化は出来ない。 【サーヴァントとしての願い】 受肉し、故郷へ帰る。 【マスター】 呉島貴虎@仮面ライダー鎧武 【マスターとしての願い】 オーバーロードとヘルヘイムから人類を救い、光実との兄弟関係をもう一度やり直す 【weapon】 戦極ドライバー:アーマードライダーに変身するためのベルト。 イニシャライズ機能があり貴虎以外の人間は着けることさえできない。 メロンロックシード:クラスAのロックシード。戦極ドライバーに嵌め込んで使うことによってメロンアームズへ変身できる。 専用アームズは近接・投擲武器としても使用できる大盾・メロンディフェンダー。 仮面ライダー斬月・メロンアームズ:貴虎が戦極ドライバーとロックシードを使い変身した姿。 システムの補助により視覚や聴覚、運動能力などが大幅に増大する。 前述のメロンディフェンダーと銃剣・無双セイバーを駆使した白兵戦を得意とする。 ただし科学兵器であるためそのままでは霊体であるサーヴァントにダメージを与えることはできない。 【能力・技能】 生身で新世代アーマードライダーの攻撃を受け止めるなど、並外れた頑強さと生命力を持つ。 また、アーマードライダーとしての力量自体も原作に登場する誰よりも高く、ロックシードの性能差をも覆す。 【所持金】 大富豪 【方針】 何をするにも神殿を形成し、魔力を集めなくては何もできないため序盤は雌伏し情報を集める。 場合によっては斬月の仮面で正体を隠して敵マスターを襲撃することも視野に入れる。
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【クラス】 アーチャー 【真名】 ジャスティス@GUILTY GEAR 【属性】 混沌・中庸 【パラメータ】 筋力A 耐久A+ 敏捷B+ 魔力D 幸運C 宝具A 【クラス別スキル】 対魔力:B 魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。 単独行動:D マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 Dランクならばマスターを失っても半日程度現界可能。 【保有スキル】 破壊神:EX 兵器でありながら創造主たる人類に反旗を覆した存在。 自我を覚醒させた彼女は生物兵器『ギア』の存在意義を提唱し、聖戦を引き起こした。 アーチャーは個人としての意志を一切顧みられぬまま、人類の敵として未来永劫畏れられ続けることになる。 戦闘続行:A ギアとしての脅威的な生命力。 瀕死の傷であっても戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り戦い続ける。 魔力放出:B 魔力によるジェット噴射。 背中に装備されたブースターから魔力を放出し、瞬間的に機動力を倍増させる。 魔力消費が高く、燃費は悪い。 【宝具】 『背徳の王(ギルティギア)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 人類が生み出した『背徳の兵器』。 生物にギア細胞を移植することで生み出される生態兵器『ギア』としての肉体そのもの。 生身の肉体と全身を覆う強化外骨格の両方を含めて『宝具』として扱われる。 アーチャーは全てのギアの頂点に立つ存在―――――完成型ギア壱号機である。 ギアの特性として、並の生物を凌駕する生命力と身体能力を備える。 更にアーチャーはブレード、炸裂弾、レーザービーム等、強化外骨格に数々の武装を備える。 『叛逆の王(ギルティギア)』 ランク:A 種別:対人類宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 人類が生み出した『全人類への叛逆者』。 人類を滅ぼす破壊神として恐れられた逸話の具現。 敵サーヴァントが『人間』であった場合、対象の全パラメータを強制的に1ランクダウンさせる。 更に対象が人間ならばマスター・サーヴァント問わず威圧によるバッドステータスを与え、あらゆる判定におけるファンブルの確率を上昇させる。 ただし出自を問わず『人外』の存在には一切効果を発揮しない。 『破滅の咆哮(ガンマレイ)』 ランク:D++ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000 両肩に仕込まれた砲身より大火力の巨大光線を放つ。 特殊な効果こそ持たぬものの、純粋に凄まじい破壊力・射程距離を誇る。 単純明快、故に強力無比な必殺宝具。 ただし発動には膨大な魔力を必要とする。 【Weapon】 ギアとしての肉体。 強化外骨格に仕込まれた数々の武装(後述)。 『鉤爪』 鋭利な刃に似た爪。 ある程度の伸縮が可能であり、槍のような刺突武器として使える。 『ミカエルソード』 自らの腕を変形させた刀剣。 単純な白兵戦を行える他、中距離にも届く斬撃を放つことができる。 より多くの魔力を消費することで強力型の『ミカエルブレード』が生成可能。 『N.B.』 火球に似た炸裂弾を放つ。 物体に触れるかアーチャーの任意で起爆する。 それなりの威力を持ちながら魔力消費は然程高くなく、連続で放つことが可能。 『インペリアルレイ』 頭部から強力なレーザーを放つ。 高い威力と長射程を持ち、相手の防御に対しても有利な判定が得られる。 その分前述の武装と比較すると燃費は悪い。 【人物背景】 『あの男』によって創られた生物兵器「ギア」の完成型壱号機。 全てのギアを統率する能力と圧倒的な戦闘力を持つ最強最悪のギア。 人間の女性を素体に作られており、性別としては女性。 誕生して間もなく自我を確立させ、兵器でしかないギアの存在意義を提唱。 他のギアを率いて人類に反逆し、100年に渡る聖戦を引き起こした。 最終的にプロトタイプのギアであるソル・バッドガイと聖騎士団によって封印される。 その後配下であるテスタメントの手によって復活するも、ソルとの死闘の末に敗北。 過去の記憶を思い出し、ソルに「また三人で語り合おう」と言い残して死亡した。 「自分は人を殺すことだけを目的に人によって作られた兵器」と語っており、 人類を抹殺することを生きるよすがとしていたことを伺わせる。 人間だった頃はフレデリック(ソル)、『あの男』と親しい仲だった。 【サーヴァントとしての願い】 もう一度だけ、あの頃のように三人で語らいたい。 【方針】 聖杯を穫るべく戦う。マスターを護る。 マスターを裏切るつもりは無いが、期待もしない。
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【マスター】 ロールシャッハ 【出典】 ウォッチメン 【マスターとしての願い】 誰が何と言おうと、聖杯を破壊する。 【weapon】 『ワイヤーガン』 ロールシャッハが愛用した道具。 引き金を引くとガス圧でフックの付いたワイヤーが発射される。 本来は移動用の道具なのだが、ロールシャッハはこれを人に向けて撃つ事がある。 【能力・技能】 ヒーロー活動に参加しただけあって身体能力はかなりのもの。 その場の物を利用して敵襲に対処するなど、とっさの判断力も高い。 また、軍の秘密基地に侵入できる程度の技術も持ち合わせている。 【方針】 聖杯の管理者の手がかりを探す。 敵に容赦するつもりは一切ない。
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暗黒街ゴッサムシティにおいても、インターネットというものは存在している。 どういうわけかは不明だが、モニターに映った英語の文字も、ちゃんと認識することが可能だ。 だからこそこれまでと同じように、ネットの世界に生きていられる。 それすらも存在しない世界であれば、彼女の――紫の神経は、たちまち死に絶えていたことだろう。 「やっぱり、無い……」 それでも、ただ1つ残念なことがある。 この街に用意されたネットワークが、外界と繋がっていないということだ。 厳密に言えば、アメリカのサイトは問題なく見れるのだが、たとえば故郷・日本のサイトは、閲覧することができない。 記憶していたアドレスを打ち込んでも、サイトが見つからないという返事しか返ってこない。 これでは大好きなweb小説を、チェックすることができない。それだけは残念なことだった。 「そんなに見たいの? そのサイトが」 背後から、甘ったるい声が聞こえる。 この薄暗く閉めきったアパートの部屋に、入ってこれる者は1人だけだ。 振り返ると、平べったい箱を持った長身の女性が、廊下を歩いてくるのが見えた。 水色の髪の伸ばした顔で、紫色に染まった瞳が、妖艶な光を放っている。 「面白いし……大好き、ですから……『忍の家のラプンツェル』……」 「ふぅん、随分と入れ込んでるのね。素人の小説の良さなんて、私には分からないけれど」 言いながら、女はベッドに腰を下ろすと、箱の蓋を開け中身を取った。 ペパロニ――サラミのたっぷりと載ったニューヨーク・ピザだ。 アメリカのピザは安いものの、量は日本のものより多い。2人で1枚を食べ分けなければ、とてもじゃないが食べきれない。 「キャスターさんにも……読んでもらえると、いいんですけどね……」 「そのためにはそのサイトが見られるように、ここから出ないといけないわね」 言いながら、キャスターと呼ばれたその女性は、掴んだ一切れのピザを頬張った。 紫がこのゴッサムに招かれたのは、聖杯戦争なる催しを開き、その参加者とするためなのだそうだ。 聖杯戦争の参加者には、伝説の英霊を模した、サーヴァントと呼ばれる使い魔が与えられる。 そして紫に与えられたのが、このキャスター(魔術師)を名乗る女性だった。 もっとも、彼女の本当の名前は、いかな神話の文献にも載ってはいなかったが。 つまり元いた場所に帰るためには、その聖杯戦争とやらを終わらせ、優勝しなければならないということだ。 「あら? でもその時には、私は英霊の座に還ってしまうから、結局叶わないのかしら」 「………」 キャスターの言葉に、紫は答えなかった。 ただでさえ辛気臭い顔を更に曇らせ、パソコンを触る手も止め沈黙していた。 「気が乗らないの?」 「……外に出るのは……怖いです……」 それが知らない街であって、なおかつ殺し合いの場ならなおさらだと。 キャスターの問いかけに対して、紫はそう答える。 元々引きこもり生活を始めたのは、外界に恐怖を覚えたからではない。 しかし長く続いた今の暮らしは、紫の精神をすっかり塗り替え、対人恐怖症を悪化させてしまった。 最近は姉のために頑張って外に出て、他の忍学生と戦ったりもしていたが、それはあくまでも近場での話だ。 ここはまず国籍からして違う。おまけに攻め込む側だった今までと違って、逆にどこから攻められるか知れない。 何よりここには、自分が戦うべき理由が――姉の忌夢が存在しない。 「戦う理由も、何もないんじゃ……モチベーションも……上がりません……」 「あるじゃない、聖杯が。あれを手に入れることができれば、どんな願いも叶うのよ?」 せっかくご褒美があるのだから、頂いてしまえばいいじゃないと。 万能の願望器の名を挙げ、キャスターが言った。 「………」 そういえば、そんなものもあった。 それならば、もしそれを手に入れたとして、自分は何を願うのだろう。 物は試しと考えて、紫は願いを探ってみる。 外に出るに足るだけの何かが、自分にはあるのだろうかと、己が願望を覗き込む。 誰にも邪魔されない引きこもり空間の構築――否。そんなもの自力で作れるはずだ。 「忍の家のラプンツェル」の映画化――否。いずれ叶うだろう願いを、聖杯に願う意味はない。 何かないか。叶えたい願いは。聖杯でなければ叶わない願いは。 「……過去に起きたことを……やり直すことって、できますか……?」 1つだけ、思い当たるものがあった。 それは実現できるのかと、おずおずと紫は問いかけた。 「可能よ」 意外にも、あっさりとした返答だった。 過ぎ去った時間をさかのぼり、過去をなかったことにすることを、そんなにもあっさりと肯定したのだ。 「それなら……お姉ちゃんとのこと……やり直したい、です……」 紫は姉である忌夢を、一度傷つけてしまった。 望んでも手が届かなかった力を、あっさりと身につけてしまい、その力で屈服させてしまった。 争いを嫌っていた紫には、一族に伝わる禍根の力など、必要のないものだったのに。 それを身につけるべきは、立派な忍になろうとしていた、忌夢の方であったはずなのに。 そのことが何よりの後悔だった。忌夢の心身を傷つけたことが、紫の心を縛り付けていた。 自分の存在そのものが、忌夢の自尊心を害するのなら、自分など部屋に引きこもって、いなかったことにすればいい。 そんな風に考えて、心を閉ざしてしまうほどに。 「愛ね」 紫の願いの告白を、キャスターはその一言で括った。 「愛……ですか……」 「そうよ、愛よ。だってマスターはお姉ちゃんのこと、それだけ大好きなんでしょう?」 聖杯で過去をやり直したい。 自分自身のことよりも、姉の心を癒やしたい。 そう思えるということは、それが自分の幸せよりも、何よりの幸せであるということだ。 それが愛でなくて果たして何だ。 「好きです……お姉ちゃんにとっては、雅緋さんが一番で……私には振り向いてくれないけれど……」 「だったら奪ってしまえばいいのよ。貴方にお姉ちゃんは渡さない、って」 「う……奪うん、ですか……?」 「それも愛よ。愛ゆえの業」 驚き目を丸くする紫にも、どこ吹く風と言った様子で、キャスターはそのように続ける。 「私はそうはしなかったけれど、そのことをとても怒られたわ。 見えている未来に従うんじゃなく、望む未来に変えるために、立ち向かい行動すべきだった……って」 キャスターには未来予知の力がある。 自分に何が起こるのかを見通し、こうしたらどうなるのかということまでも、予知することができるのだそうだ。 そして生前のキャスターは、1人の男に恋をしながらも、想いを打ち明けることをしなかった。 恋が成就しないという未来を見て、それだけで全てを諦めて、恋文を捨ててしまったのだ。 英霊キャスターの生涯は、そんな妥協と諦めの連続だった。 運命に立ち向かうことを知らず、楽な方にばかり逃れる生き方を、彼女は強く非難された。 「それは、多分……そういう意味じゃ……ないと思います、けど……」 「そう? でもそれをできてしまうのが愛なの。愛は強いわ。人は愛のためならば、どんな行動だって起こせる」 だからってそれは、横恋慕を強要する意味ではなかったのではないか。 そんな真っ当なツッコミは、さほど重要でないと思われたのか、さらりとスルーされてしまった。 「大好きな小説を読みたいのも、大好きなお姉ちゃんに尽くしたいのも、全ては愛を起源とした意志…… そういう願いで戦うのなら、マスターはきっと戦えるはずだし、私も手伝ってあげてもいいわ」 言いながら、キャスターは箱からもう一切れのピザを取り出し、紫に向かって差し出した。 「いいんですか……?」 貴方にだって叶えたい願いが、他に何かあっただろうに。 そんな意図を込めながら、ピザを受け取り、紫が問う。 「構わないわよ。私は双子座(ジェミニ)のパラドクス……愛と運命を司る、双子座の黄金聖闘士(ゴールドセイント)だもの」 愛を応援してあげるのは、当然のことじゃないと。 艶やかな笑みを浮かべながら、矛盾(パラドクス)の名を持つキャスターは、紫の問いに対して答えた。 「ありがとう、ございます……少し……やる気が出てきました……」 未だに外に出るのは怖い。 それでも、自分のためだけじゃなく、姉のためにもなるのなら、戦ってもいいのかもしれない。 パラドクスが応援してくれるのなら、もう少し頑張れるのかもしれない。 これまで部屋から外に出て、姉の望む学園のために、他校と戦ってこれたように。 「頑張ろうね……べべたん……」 キーボードの傍らに、ぽんと置かれた紫色。 紫と寄り添うようにして立つ、熊を象ったぬいぐるみだ。 姉と離れていた時も、かつての姉の代わりにと、愛してきた一番の友達だ。 そんなぬいぐるみのべべたんを見ながら、紫はそう意志表示をした。 「それも愛ね」 軽く苦笑を浮かべながら、パラドクスはそう締めくくった。 【クラス】キャスター 【真名】パラドクス 【出典】聖闘士星矢Ω 【性別】女性 【属性】混沌・中立 【パラメーター】 筋力C 耐久C 敏捷B+ 魔力A+ 幸運D 宝具A 【クラススキル】 陣地作成:A 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 “工房”を上回る“神殿”を形成することが可能。 パラドクスは生前の逸話から、巨大な神殿「双児宮」を、物理的に建造することもできる。 道具作成:C 魔術的な道具を作成する技能。 【保有スキル】 セブンセンシズ:A+ 人間の六感を超えた第七感。 聖闘士(セイント)の持つ力・小宇宙(コスモ)の頂点とも言われており、爆発的な力を発揮することができる。 その感覚に目覚めることは困難を極めており、聖闘士の中でも、限られた者しか目覚めていない。 パラドクスの持つ莫大な魔力の裏付けとなっているスキル。 直感:EX 戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。 高位の直感スキルは未来予知に近いと言われているが、パラドクスのそれは完全な未来予知である。 自らにかかわる事象の未来を観測し、それに対して行動を起こした場合・起こさなかった場合の結末まで予知することができる。 二重人格:- 2つの人格の持ち主。 パラドクスは他者を愛し我が物にせんとする「愛」の人格と、他者を憎み滅ぼさんとする「憎しみ」の人格を有する。 通常なら特段意味をなさないスキルだが、パラドクスの場合、双方の人格がセブンセンシズスキルを保有しているため、 人格を切り替えることで、それぞれの人格が独立して小宇宙を発揮することが可能。 【宝具】 『双子座の黄金聖衣(ジェミニクロス)』 ランク:A 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:- 黄金聖闘士(ゴールドセイント)の1人・双子座(ジェミニ)の聖闘士に与えられる黄金聖衣(ゴールドクロス)。 黄金に光り輝く鎧は、太陽の力を蓄積しており、他の聖衣とは一線を画する強度を誇る。 この聖衣を然るべき者が装着することにより、装着者の筋力・耐久・敏捷・幸運のパラメーターが1ランクずつアップする。 本来のランクはA+なのだが、アテナとアプスの小宇宙が衝突した際の影響で、 聖衣石(クロストーン)と呼ばれる形態に変質してしまっており、若干のランク低下が見られる。 また、パラドクスは一度聖闘士の座を剥奪されており、 宝具『錫杖の二級刻衣(スカーレット・ジェイナス)』を纏う刻闘士(パラサイト)としてその生涯を終えたのだが、 黄金聖闘士として現界した今回の聖杯戦争においては、その宝具は持ち合わせていない。 『運命と未来の狭間(クロスロードミラージュ)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大補足:1000人 自身と標的を「運命の分岐点の外側の世界」と呼ばれる亜空間に飛ばす、固有結界にも似た技。 天と地に格子状の地平線が広がる、宇宙の暗黒のような空間である。 (パラスベルダ戦役の際には、若干違った光景になっていたが、本聖杯戦争ではマルス戦役時のものを採用する) この空間に招かれた者は、己が未来の光景を見せられ、運命の二択を迫られる。 大概の場合は受け入れがたい二択であり、答えられない者は心身にダメージを与えられ、身を引き裂かれるような苦痛に苛まれる。 【weapon】 なし 【人物背景】 88の聖闘士の中でも、最高位に位置する黄金聖闘士の1人。 生まれつき未来予知の力を持ちながらも、その力を不気味に思われ、両親からも避けられていた忌み子であった。 幼少期にとある事故に遭った際、生きながらに伝説と謳われた聖闘士に救われ、その男を愛し近づくために、ギリシャに渡り聖闘士になったという。 聖闘士になったのはあくまでも手段であり、むしろ彼女が守るべきアテナは嫌いなタイプの人間であったため、職務に責任や誇りは感じていなかった。 パラドクスという名前は、この時に新たに名乗った偽名だが、英霊としての真名は、その名前で登録されている。 未来を見通す力を持ちながら、悪い未来を自ら変えようとはせず、妥協し都合のいい未来にばかり流されてきた人物。 想い人への恋心も、「告白しても受け入れられない」という未来を見て諦めてしまっており、代替としてその子供を求めるなどしていた。 愛の聖闘士を謳っていながら、その愛情は相当に屈折しており、非常に身勝手な人物でもあった。 ただしこの悪癖は、死の間際に妹・インテグラと共に、運命に逆らう覚悟を決めた時、やや改善の兆しを見せている。 愛の人格は相手を丸め込むような猫なで声で話し、憎しみの人格は敵意もあらわな怒声・罵声を喚き散らす。 小宇宙の属性は風。 前述した未来予知の影響もあり、こと命中・回避に関しては、黄金聖闘士の中でもトップクラス。 更に攻撃を避けきれない場合も、小宇宙のバリアを展開する「フォーチュネイトウォール」で受け止めることができ、死角がない。 愛の人格では未来予知を活かし、相手を翻弄しながら戦うが、闘志が剥き出しになった憎しみの人格では、苛烈な攻撃を繰り出すようになる。 更にそれぞれの人格が、どちらも肉体の限界を超えるというセブンセンシズに目覚めているため、 ゲーム風に言えばそれぞれの人格が別々の体力ゲージを保有しているという、割ととんでもない能力を有してもいる。 必殺技は敵を格子状の小宇宙で圧迫し、身体や五感にダメージを与える「ファイナルデスティネーション」。 また、恩人に憧れ独力で模倣した「廬山昇龍覇」、歴代の双子座の聖闘士が修める「アナザーディメンション」も会得している。 「ギャラクシアンエクスプロージョン」に関しては、自分が使いやすいようにアレンジしたのか、 小宇宙を直射砲のようにして放つ「ギャラクシアンアルティメーション」へと変化している。 ちなみに前述した通り、死の間際には心を入れ替えたパラドクスだったが、 今回はマスターの紫が持つ、禍根の力に影響され、思考がそれ以前のようにやや過激になっている。 【サーヴァントとしての願い】 特にない。面白いので紫を手伝ってあげる。 【方針】 魔力は十分に確保できているため、存分に力を振るって戦う。 紫の行動方針を考えるなら、陣地に入り込んできた相手を迎え撃つのが正道か。 【マスター】紫 【出典】閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明- 【性別】女性 【マスターとしての願い】 過去をやり直したい。 【weapon】 手裏剣 大型の手裏剣。髪の先に括りつけており、回転鋸のように扱って攻撃する。 ちなみにこれを使うことで、ヘリコプターのようにして飛行することもできる。 秘伝忍法書 必殺技・秘伝忍法の力を引き出すための巻物。 べべたん 本来は武器ではない。九州地方某県のマスコットによく似た「気持ち悪いぬいぐるみ(紫役・矢作紗友里氏談)」。 紫はこのぬいぐるみを姉代わりの存在として溺愛しており、妄想の中に存在する人格と会話している。 【能力・技能】 忍 日本に古来から存在する、諜報や暗殺を主任務とした工作員。 蛇女子学園の選抜メンバー候補として、ひと通りの忍術を習得しているが、他のメンバーに比べるとやや修業不足。 忍転身 現代の忍の戦闘装束。この術を発動した紫は、黒いゴスロリドレスを纏う。 忍結界 忍同士の決闘時に発動される結界術。自身と対戦相手を一定空間内に閉じ込めることができる。 本聖杯戦争では弱体化しており、バスケットコート程度の範囲にしか展開できない。 命駆 命懸けの覚悟で臨む、決死の戦闘形態。 防御力が半分以下になるが、追い詰められたことで潜在能力が解放され、攻撃力が大幅に向上する。 なおこの状態になった瞬間、紫の衣服は全て弾け飛び、下着姿になる。 禍根の力 紫の一族に伝わる、特殊体質由来の力。 怒りや憎しみといった感情によって引き起こされる「拒絶の力」であり、身体能力を数十倍に高めることができる。 最大限に発揮した際には、漆黒のオーラとして具現化するほどになるが、 上述したような激情によって引き出される力であるため、それほどの力を発揮した際には、必然正常な思考力が損なわれてしまう。 紫はこの特性を応用し、強化された髪の毛を操って、攻撃手段に用いている。 【人物背景】 非合法な任務であろうと遂行する忍・悪忍を養成する機関である、秘立蛇女子学園の生徒。 16歳の2年生で、スリーサイズはB105・W59・H88。悪人の名家の出身であり、現筆頭候補・雅緋とも交友があった。 禍根の力を目覚めさせた際、自分よりも忍の使命に燃えていた姉・忌夢を圧倒し傷つけてしまっており、 以来もう二度と忌夢を傷つけないようにと、引きこもり生活を送るようになってしまった。 最愛の姉である忌夢が雅緋のことばかりを見ていた時には、雅緋に嫉妬心を抱いていたこともあったが、 現在は心の中で折り合いをつけ、自分なりに忌夢の力になろうとしている。 非常にネガティブで気が弱く、誰に対してもおどおどとした敬語で話す。 ぼそぼそとした口調でしか喋らないため、同じ選抜候補の両備からは不興を買う場面もあった。 しかし一旦興奮すると、禍根の力との相乗効果で感情が暴走。周囲に深刻な被害をもたらしてしまう。 ちなみ相当なネット弁慶であり、趣味のインターネットにおいては、ギャル語全開のアゲアゲな語調で書き込みを行っている。 暗い部屋で過ごしていたため、周囲を把握するための嗅覚が鋭敏になっており、匂いだけで相手の考えを何となく察知することも可能。 忍法の性質を表す秘伝動物は熊。 髪の毛を使って手裏剣を振り回す、変則的なバトルスタイルを取っている。 この他にも禍根の力によるオーラを発射し、遠距離攻撃を行うことも可能。 必殺の秘伝忍法には、技名らしきものはない。 「こないで。」と叫びながら巨大なオーラ弾を発射したり、 「もう、死なせて。」と喚きながら周囲にオーラを展開したりする様が見られる。 更なる威力を持った絶・秘伝忍法を発動した際には、髪の毛から巨大なオーラの爪を生やし、 「誰か、助けて。」と訴えながら敵を切り刻んでいる。 今回は新蛇女ルート4章終了後から参戦している。 討伐を命じられた焔紅蓮隊を打倒し、後は選抜メンバーの正式認可を待つばかりという状態に置かれている。 【方針】 優勝狙い。動き回るのは怖いけれど頑張る。
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No. タイトル 登場人物 場所 作者 -007 レッドフード&アサシン レッドフード&アサシン(チップ=ザナフ) ◆DoJlM7PQTI 005 こぼれ話のその先に ロールシャッハ&アサシン(シルバーカラス)レッドフード&アサシン(チップ=ザナフ)多田李衣菜&バスター(ノノ) DOWNTOWN EAST PARK SIDE ◆DoJlM7PQTI 019 Difference ディック・グレイソン&アーチャー(ジョン・『プルートー』スミス) MIDTOWN FORT CLINTON ◆F7nVYlVwnw 032 LAW/OUTLAW 御剣怜侍&ランサー(ジェイド・カーティス)レッドフード&アサシン(チップ=ザナフ) MIDTOWN COLOMBIA PT ◆F7nVYlVwnw
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ディック・グレイソンは一人の仮面をつけた黒衣の魔術師を向かい合っていた。 安物のソファーに腰掛け、二人の間には飲料もない。 ただ、向い合って会話を行っている。 『ロビン』、『ナイトウィング』と呼ばれるたくましい正義漢であるディックは、しかし、緊張を帯びていた。 それほどまでに、目の前の黒衣の魔術師は、存在自体が威圧的な男だった。 「君は理解していないようだがね」 『ジョン・プルートー・スミス』、すなわち『無銘の冥王』を名乗るコスプレ男から、くぐもった声が響きだす。 愉快げな声だった。 ジョン・プルートー・スミス、神を殺し権能を簒奪した魔王へと昇華した英霊。 ギリシャ神話の女神『アルテミス』から簒奪した権能にして自身の宝具の一つ、『魔弾の射手』。 その宝具故に弓兵 アーチャー のサーヴァントとして召喚された。 神霊に次ぐ神秘を宿した、人では抗いようのない超級の英霊である。 「理解してないよ、自身の幸運をね」 小さく腕を動かし、たっぷりと溜めを作る。 演技がかった姿。 目の前の男のコスプレ男の偏った好みの現れだった。 かっこいいとでも思っているのだろうか。 「私を召喚したという幸運を噛みしめるべきなんだよ、ミスター・ロビン。 ナイトウィングと呼んだほうがいいかな?」 「いや、名前は別にいいさ。好きに呼べばいい…… とにかく……そもとして、聖杯戦争っていうのがわからないんだよ」 「殺し合いさ、裏路地に行けば見れるようなものとなんら変わりないものだよ」 嘲りとは異なる、皮肉げな言葉。 確かに殺し合いという意味では、ゴッサムでは日常茶飯事かもしれない。 しかし、それは子供の殴り合いと一億ドルを稼いでいるヘビー級ボクサーの試合を比べるようなものだ。 規模が違う。 スミスはそのことを理解しているというのに、愉しそうに笑ってみせるだけだ。 そのことを本人に問えば、なんの悪意もなく応えるだろう。 ウィットに富んだ会話こそが最大の食事だ、と。 柔軟で愉快な会話は精神を満たすフルコースだ、と。 「君は少々ロマンチシズムが過ぎるんじゃないかい? ハンバーガーを食べることだって生命を奪っていることじゃないか」 「牛と人間を一緒にしろっていうのかい?」 「失敬、失言だったね。 しかしだね、ディック君。 人を殺すことに対する忌避としては、君は弱いように感じるよ。 本物は、『狂っている』としか思えないほどの忌避を見せるからね。 君のそれは……青臭い、アドゥレセンス特有のものとしか思えないね」 からかうように言ってみせるが、しかし、ディックを気遣うような色もあった。 決して、この魔王は悪人ではない。 強いていうならば、ロマンチシズムに理解のあるリアリストだ。 殺害に特別な意味を見出さないし、ただ、成すべきことを成すだけだ。 「僕の問題だ、あまり踏み込んでこないで欲しい」 半ば、逃げるように突き放した。 姿形と、その超常に見えるオーラばかりが似ているだけで、本質は全く異なっている。 誰と異なっている? 決まっている。 バットマンと、だ。 闇に溶けこむような衣装を纏った、威圧感を放つ正体不明の怪人。 そんなキーワードだけで同視していまった。 あの異常とも呼べる精神性は唯一無二のものだ。 例え、目の前の神殺しの魔王が狂人であったとしても、その異常性が同じではない。 「ふふ……」 ディックの言葉に対して笑った。 不快感はなかったが、どこか自身を子供に思えてしまい、苛立ちは覚えた。 そんなディックの挙動に、スミスは面白そうにさらに笑みを深めた。 「気にするな、この冥王を召喚せしめた我が愛しきマスターよ。 私は君が気に入った……不思議だな、『容易く懐に入り込んでくるように』、とでも言おうか。 まるで春風を告げるコマドリのようだ」 「……褒めているのかい?」 「褒めているさ。 実に不快だが、私はひどく気難しいらしい。 その私がこうまで受けているんだ、そこは間違いなく誇っていい。 神殺しの魔王に惹かれるのではなく、神殺しの魔王が惹かれているのだからね」 仮面の奥では笑っているのだろう。 しかし、仮面をつけているというのに簡単に表情がわかってしまう。 ここまで芝居がかったオーバーなリアクションで感情を隠すことなど不可能だ。 なんのための仮面か、わかったものじゃない。 「では、私はそろそろ動くとしようか。君に聖杯を与えるための準備運動に、ね。 楽しみにしているといい、我がマスターよ」 その言葉で、ディックは自身がこの魔王の主であることを思い出した。 おかしな話だが、まるで自身がこの魔王の従者であるように勘違いをしていた。 これでは、いつまでたっても相棒 サイドキック 止まりだな、と笑われてしまう。 優雅な所作で立ち上がったスミスは扉まで歩いて行き、ふと、思い出したように立ち止まった。 スミスがゆっくりと振り返り、くぐもった声が部屋に響く。 「それと、『アニー』とは仲良くしてやってくれ。 彼女は、少しばかり恥ずかしがり屋でね。 私の大切な、大切な……ある種の相棒 宝具 だからね」 ◆ 「コーヒーです」 「ああ、ありがとう」 疲れた身体に、苦味が染み渡った。 緩んでしまいそうな思考が引き締まる。 暗色のレディーススーツに身を包んだ、見るからに生真面目な女性に視線を移す。 ノーフレームの眼鏡の奥に眠った、ショートカットの髪と同色の目と視線が交錯した。 アニー・チャールトン。 『夜な夜なコスプレしてヒーロー活動をしている』、そんな魔王曰く、自分の最も重要な付添人。 この女性こそがジョン・プルートー・スミスの語った協力者。 自身の冥王としての伝説とは切っても切れない、有能にして美しき、深淵に呼びこむ片腕。 アニーの存在がなくてはジョン・プルートー・スミスは全てを失ってしまう。 ディックとも是非とも仲良くして欲しい、とのことだ。 「……しかし」 ジョン・プルートー・スミスの言葉はいつも大げさだ。 しかし、アニーはサーヴァントでないにも関わらずこの世に顕界する存在。 その実力の云々はともかく、ジョン・プルートー・スミスにとって重要な存在というのも間違いないだろう。 「君は、スミスの恋人なのかい?」 「………………………なんですか、いきなり」 窓越しに覗く雪が降る街を覗くときに見える同種の冷たさを宿った視線がロビンに 明確な嫌悪感を抱いている、非難とも取れる視線だった。 思わず、たじろぐ。 本気の嫌悪が溢れでている。 慌てて、頭を下げた。 「いや、すまない。不躾だった」 「なぜ、そのようなことを?」 「……だって、そうだろう? 君は……使い魔、ではない普通の人間なのだろう? だのに、スミスに召喚されるということは、相当に親しい間柄だってことじゃないか」 「彼の配下の魔術師というだけです。 兄妹でも、恋人でも、なんでもありません」 「……相棒 パートナー 、かい?」 ディックはアニーの冷たさがスミスに向けるものと他者に向けるものとの違いを感じ、それを逆に気安さだと判断した。 信頼しているからこその違いだと、そう判断したのだ。 しかし、相棒 サイドキック という言葉に自身の胸も痛んだ。 誰よりも強い心を持ち、当たり前のような精神的な脆さを持つ、ディックにとって最高のヒーロー。 バットマン。 ディックは、そのバットマンの相棒 サイドキック であるロビンだった。 彼のことを思うと、胸が痛くなる。 美しいものほど壊れやすく見えるものだ。 「そんなものではありませんよ……強いていうならば、腐れ縁です。 マスターが、どうしても、と呼ぶのならば語りますが」 「……畏まらなくていいんだよ、アニー。 スミスのように、『マスター』じゃなくて『ディック』でいい」 「あくまで、主従の関係ですから」 バッサリと距離を詰め寄った言葉を切り捨てる。 その取り付く島もない様子に、ディックは目に見えない壁を一瞬だけ幻視した。 「スミスとの会話ならばともかく、私との会話は必要もないでしょう。 もっとも、スミスは要らない気を使っているようですが」 「そんなことはない、僕は君とも仲良くなりたいと思っているよ」 まるで口説いているようだ、ディックは思わず笑った。 アニーは一向に笑わない。 ただ、事務的に言葉を返してくるだけだ。 「主従の関係から抜け出すような交流を深めることが出来れば、改めます」 その時は一生訪れそうにないな。 なにせ、付き合いの短い自分ですら分かるほどに冷酷で生真面目な、鉄で出来たような女だ。 ディックは立ち去っていくアニーの冷たい後ろ姿を見ながら、そう思った。 ◆ ガタン、と。 扉を開けた瞬間、アニーは、ふぅ、と息を吐いた。 緊迫していた。 冷静沈着だと、周囲からはよく言われる。 それは事実だ。 自賛になるかもしれないが、精神的な安定性においては他者より優れていると思っている。 魔術師としての腕前は中の上止まりの自分が、エージェントとして優秀と称される原因はこの性格だと自覚している。 もっとも、酒を飲んでいる時と、趣味の『コスプレ』をしている時はハイになってしまうが。 そんな自分でも、取り繕わけなければいけない瞬間もある。 「ああ……マスター……『ディック』……」 その名を呟いた瞬間、腹部に熱い迸りを感じた。 無論、物理的に何か変化が起こったわけではない。 ただ、それは乙女特有の変化だ。 愛しい男の名を呟いて心を昂らせない女性が居るだろうか? 「『ディック』……」 再度、名をつぶやく。 アニーは少々、というよりも、過度に惚れっぽい性格をしていた。 冷酷だと称されるが、その実は惚れた男には入れ込み続ける。 熱い乙女としてのハートを持った女だ。 「ふふ……」 冷たいと称された顔が笑みに染まる寸前、黒い闇がアニーを覆った。 他者にその姿を伝えるために必要な光は闇に覆い隠される。 闇の奥に眠るアニーの姿は誰も観測できない。 闇が動く、コツコツと床を叩く音が聞こえた。 恐らく、闇の奥でアニーが歩いているのだろう。 やがて、闇が晴れていく。 「ああ……待っていろ、ディックよ! この神殺しの魔王、まつろわぬ神を三柱殺すことで取得した神秘の権能で君に栄光をもたらそう!」 その奥に居た頭部の全てを覆う仮面を被った、全身を包む黒衣を身にまとった冥王。 『無銘の冥王』、『ジョン・プルートー・スミス』。 すなわち、ジョン・プルートー・スミスとはアニー・チャールトンの『仮面 ペルソナ 』だ。 王として相応しい性格をした、アニーのもう一つの人格。 ジョン・プルートー・スミスという謎の冥王の仮面を被ることで性格を変貌させる。 自己暗示によって産んだ、一種の二重人格。 そう、アニーの趣味である『コスプレ』だ。 ゴッサム・シティに、コスプレヒーローが訪れる。 バットマンとは異なる、無銘の冥王。 胸を恋に焦がし、闇夜に溶けこむように駈け出した。 【クラス】 アーチャー 【真名】 ジョン・『プルートー』・スミス@カンピオーネ! 【パラメーター】 筋力:D 耐久:A 敏捷:C 魔力:D 幸運:A+ 宝具:A+ 【属性】 混沌・善 【クラススキル】 単独行動:B マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。 対魔力:A A以下の魔術は全てキャンセル。 事実上、現代の魔術師では○○に傷をつけられない。 【保有スキル】 神殺しの魔王:B 神を殺してその権能を簒奪した者が必ず所有するスキル。 『エピメテウスの落とし子』『カンピオーネ』『ラークシャサ』『堕天使』『羅刹王』などとも呼ばれる。 総じて『勝者』の別名であり、神だろうがどんな怪物だろうが必ず勝利へと辿り着く桁外れの幸運の持ち主。 神性を持つ相手に 高い生命力と学習能力を所持している。 自己暗示:C 二重人格というほどの解離性がない、『役割演技』としての一種の自己暗示。 無貌の黒仮面を被ることで『ジョン・プルートー・スミス』という存在を演じきる。 本来のアニー・チャールトンとは異なる男性としての性格へと変化していく。 変身:B 宝具である『煙燻る超変身』に由来する自らのカタチを変えるスキル。 宝具の五つの姿とは別に、瞬時にジョン・プルートー・スミスとしてのコスチュームに変身することが出来る。 【宝具】 『煙を吐く鏡(テスカトリポカ)』 ランク:A+ 種別:対城宝具 レンジ:1-100 最大捕捉:1000 アステカ神話の魔神『テスカトリポカ』から簒奪した権能、『贄』をささげることで5つの姿に変身できる。 『大いなる魔術師』 最強の形態。 人が土から作った巨大な建造物を『贄』として取り込み全身が黒く、右足が黒曜石で出来ている全高15mの巨人となる。 『豹(ジャガー)』 周辺一帯の人工の光を『贄』にして使用不可にし、影から蔭へと移動できる能力を持つ豹となる。 『殲滅の焔』 雨(長期間その地域で降らなくなる)と自分自身を『贄』とする。 蒼黒い焔の塊となり、対象に体当たりして我が身諸共滅ぼす。 とはいえ、強靭な肉体なので焼け死ぬのではなく一時的に実体を失うだけですぐ復活でき、他の形態への変身も出来る。 また実体を失うのを利用して、緊急避難にも応用できる。 『黒き魔鳥』 大地を『贄』とし、周囲に地震を発生させる。 翼長10mの魔鳥へと変身し、翼から、毒や麻痺状態にする灰色の煙を出せる。 『蛇使い』 自分以外の誰かが殺した生物の屍を『贄』とする。 『魔弾の射手(アルテミス)』 ランク:A+ 種別:対城宝具 レンジ:- 最大捕捉:- ギリシャ神話の女神『アルテミス』から簒奪した権能、新月の時にのみチャージされるので一ヶ月に6発しか撃てない光の矢を放つ。 相手が神速状態なら矢も神速となりどこまでも追跡し、時空を超えたり北米から欧州への長距離狙撃、爆発を起こしたり散弾にする、光で目潰しなどの応用も可能。 同時に複数放つことで威力は倍を優に超え、一度に全弾放つとカリフォルニアを焼き尽くして荒野にする程の威力をもつ。 人間時には闇エルフに作ってもらった拳銃、変身時にはその口から放たれる。 なお、本人がそばにいて許可すれば拳銃から他者でも発砲できる。 『妖精王の帝冠(オーベロン)』 ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 妖精王『オーベロン』から簒奪した権能、精神集中してアストラル界(あの世のようなもの)へ移動することが出来る。 また、神以外のアストラル界の住人に対して支配力を発揮し、適応可能ならあちらの住人を一時的に呼びよせたりできる。 【weapon】 魔弾の射手 【マスター】 ディック・グレイソン@バットマン 【weapon】 特殊な武器は持たない 【能力・技能】 高い身体能力を誇り、アクロバティックな運動を得意とする。 【方針】 ゴッサムの治安を守る。
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――この未来は間違えている。 収益がまるで合っていない。消費と繁栄の均衡が崩れ、成長期のままで止まってしまっている。 停滞した精神。袋小路の世界。今まで支払っていたものに相応しい未来に辿り着かぬまま静かに終わり、腐敗して行く。 今描かれたこんな世界が、完成(終わり)に足る美しい紋様(アートグラフ)と言えるのか? 迷うことなどない。答えは否だ。 だが、それならば――今日までに捧げられた犠牲は、何だったのか。 明日を昨日に変えるための、礎となった先人達。彼らの想いに相応しい世界を築けなければ、人類はただの殺戮者だ。 故に私は叫ぶ。世界に、人類に、ただ一言。「止まるな」と。 しかし、そんな言葉だけでは届かない。何も変えられない。見せかけの安息という泥濘(ぬかるみ)に身を委ねた者達は、それだけでは決して足を動かそうとしない。 だから私は聖杯に願う。彼らが自らの強靭な意志で歩み出すために、必要なものを。 停滞を破るための――人類全てを巻き込んだ、大戦争を。 ◆◆◆◆ ……我こそは魔王ザミエルである。 我こそは聖バルバラにして聖フーベルトである。 人の作りし億千万の鉄血鉄火、その全てを纏いしこの世最後の戦神である。 ……そして世界の変革に取り残され、既に役目を終えた旧時代の遺物である。 魔眼の王の行く末を見届け、彼と共にこの世を去るのを待つだけの、ただそこにあるだけの人格である。 何故か。我が身を望んだニンゲンという種に、もうこれ以上必要とされなくなったからだ。 人が住む時代は移ろい変わった。世の中が戦争で決められていた時代から、暴力に頼らず、暴力に屈しない時代へ――その、過渡期へと。 きっと人はこの先も、何度も何度も間違えて、何度も何度もニンゲン同士で争うだろう。傷つけ合い殺し合うだろう。戦争が起き、戦争が終わり、新たな戦争が始まるだろう。 それでも時計の針は戻らない。特別な何かが世界を動かし、強大な暴力が世界を揺るがす構図は崩れ去り、何の変哲もない大勢の意思が世界を決める。そんなもっと先の時代へと、人の世は既に向かっている。 これ以上暴力に頼る方向に進んで待つのは闘争ではなく、人の勇気も知性も介在できない、忌むべき作業としての殺戮だけだと直感したから。 単なる殺戮者で終わらないための教訓として、礎として、進むべき道を決定づけるのに十分なだけの戦争を、既にニンゲンは体験して来たのだから。 だから袋小路を抜け出して、人という種は次のステップに進むことを選ぶのだ。 全ては、戦争(あたし)があったから―― 納得はした。だからあたしは英雄に鎮められ、今に至った。 大好きなニンゲンを信じて、何もせず、ただ見守り黙って消えて行くだけの、神格すら手放した亡霊に。 ――――それでも。 この身を編んだヒトの想いを、この本分を尽くせる場所が、まだあるというのなら。 ニンゲンが次のステップに進むために、まだ戦争が必要だというのなら。あたし達の知らない遠い世界で、あるべき積み重ねが足りずに今も渇望されている場所が残っているのなら。 そこに馳せ参じるのは、きっと――――英雄(ニンゲン)に対する、裏切りではない。 ならばあたしは……その呼び声に、応えよう。 止まった時計の針を、動かすために。 ◆◆◆◆ 一発の銃声。それを引き鉄に紛糾する悲鳴と怒号。跳ねる血飛沫、香る硝煙。 犯罪組織と警察の繰り広げる、銃撃戦。 暗黒都市と謳われるゴッサムでは、それは日常の一部となって久しい風景だ。 ただ――その夜の事件は少々、特異だった。 あまりにも決着が早く、一方で動員された人数に対し、あまりにも犠牲者が多かったのである。 それも――第三者を巻き込むことなく、激突した組織の構成員と警察官からのみ死者が出た。 そして、何より特筆すべき奇妙なことは――――死亡者と消費された弾薬の総数が、ピタリと合致していたことであっただろう。 ◆◆◆◆ 「……あれが、君の加護か」 夜街を歩いていた最中、そんな銃撃戦が偶然視界に収まるところで始まって、すぐに終わったのを目撃した白衣の男は、傍らの欧州系の女に語りかけた。 「撃てば当たる殲滅戦。随分と過激な聖地だ」 「そうね。狙いやすくて、当たりやすい。それって銃を撃つ者からしたら、悪いことが起き難くなっていると言えるんじゃないかしら」 「成程。外れ易くなる、よりは幸せだろうな。納得したよ。だが……」 答える自身の心臓が、躍動することもなかった事実を踏まえて、男は眼鏡越しに鉛色の髪をした女を見る。 鉄十字のペンダントと、頭の上には古めかしいフリッツヘルム。いかついパンツァージャケットに似合わない痩身を包んだ若い女は、誰のモノとも知れない血のニオイと誰のモノとも知れない肉のニオイが充満し、その隙間を硝煙が掻い潜って昇る酸鼻な空間を見て、無邪気な少女のように笑っていた。 そんな彼女の姿に、あるいはすれ違いの不安を覚えながら、男は問う。 「――これが、君の見たいものだったのか? ガンナー」 「少しだけね、トワイス」 互いに相手の名を呼びながら、男と女、聖杯戦争に臨むマスターとサーヴァントは、目の前で起こった命の攻防の感想を交わす。 「仕事や義務だからなんて、作業感覚を理由に引かれた引き鉄じゃなかったわ。最初の人は自由に生きたいから、戦おうとして撃った。次の人は死にたくないから撃った。生きるために撃って、撃たれて死んで、生きるためだけに生きようとして撃った。最後はみんながみんな、生きようとしてもがいていた。銃に命を預けて、一発の弾丸に奇跡を願った。 あれがあたしの見たかったもの。死の瞬間に見える命のきらめき。本当の魂の輝きよ」 陶然とした表情で、情熱のままにガンナーは語る。 しかし、それもすぐに下火となった。代わって募った不満を隠す様子もなく、ガンナーは続ける。 「……だけど、早回ししちゃったから。それだけで、すぐに終わってしまったわ。本当はもっと見たかった。もっともっと見たかった。あたしもあなたとおんなじよ、トワイス」 それからニコリと笑みを浮かべて、ガンナーはトワイスの名を呼んだ。 「あんな小さな争いじゃ物足りないんでしょう? 顔に書いてあるわ」 「そうだね……きっと、そうなんだろう」 ああ、あんなものでは駄目だ。 たったあれだけでは、きっとガンナーのチカラなど関わらずとも、成果が出る前に終わってしまう。むしろガンナーが言うような必死さ、死を前にしたきらめきすら、そこには生まれなかったことだろう。 そんな思考を巡らせるトワイスを見て、ガンナーは朗らかに笑う。 「うん、そう。あたしも殲滅するためのものではない、生存するための戦争が好き。人が生きるために生きる闘争が好き。その知性と勇気を振り絞って、前へと進む熱が大好き」 「そして、その熱で鋼へと鍛えられて行く、脆弱な人間の可能性に魅入られている……か」 「そう! そうよ、その通り」 上機嫌に笑っていたガンナーは、これ以上近づくと警察の生き残りに目を付けられる、という位置でピタリと立ち止まり。 「……だから正直、この聖杯は気に入らないわ」 搾り出すように嫌悪を吐き捨てたガンナーは、豊かだった表情を引き締めて、鉄のような冷たい凄みをその美貌に醸し出していた。 「あなたがかつて見つけたみたいに、生きているってことはそれだけで奇跡のように素敵なことよ。でも、それはただ命があるだけで特別なわけじゃない。命なんてものはもっと一般的で、普遍的なものなの。奇跡なんて言えないぐらい、みんな簡単に死ぬものなの。価値も意義も、そんな重さに関係なくあっさり崩れるものなのよ。 そんなニンゲンの魂を輝かせるのは勇気と知性で、それは命そのものではなくて、生きている自分というパーソナリティにこそあるのよ」 「……それを奪われた命と魂の、残された本能だけの輝きなんかじゃ、君には不服だったということか」 「そうね。確かに本能は大切だけれど、やっぱり勿体無いわ。ニンゲンの命を、本当の人生じゃなくて嘘の物語だけで終わらせるのなんて」 命の育んだ価値を奪い、代わりに縦割りの殻を被せる聖杯は、どうも彼女のお気に召さないらしい。 「――それでも、必要なんだ」 月の聖杯とは異なり、ここの聖杯ならトワイスにも手にできる可能性がある。そもそもやり直せるのか、ムーンセルに戻れるのかもわからない現状において、目の前のチャンスをフイにするつもりは毛頭ない。 とはいえ危機感、と言うほどの焦りはない。このサーヴァントが語るのは、かつて“トワイス・H・ピースマン”が死の際に見出した答えそのものだったからだ。故にトワイスはもう、自分達主従が最終的に道を違える心配などしていない。 それでも、意思は伝える必要があった。この願望の切実さを、それに応えてやって来た戦女神に再び提示して、足並みだけは常に揃えておく必要が。聖杯戦争においてはどんな油断が命取りになるのか、わからないからだ。 ガンナーはそんな己のマスターに、ニコリと微笑む。 「わかっているわ。必ずあなたに聖杯を掴ませる。だってあたし、元は戦争の神さまだからね。一肌脱がないわけにはいかないもの」 彼女の真名はマックルイェーガー・ライネル・ベルフ・スツカ。トワイスが生きたのとは異なる世界で生まれた、銃の精霊。やがて二度の世界大戦を経て、戦神の域へと至ったもの。 世界の裏側に身を潜めた神々よりも遥かに若く、しかしそれでも時代の推移に追いつけずに信仰を失い、堕ちたカミ。 最終的には自らの神格をとある一人の英雄に与えたことでその身を貶め、サーヴァントとしての規格に当てはまるようになった今も、彼女はかつて自らに架した責任を手放さない。 生まれ落ちた世界では役割を終えたことを認めた今も、人類に戦争が必要なのなら――こうして他の世界にまでやって来て、やがて人類に自らが必要なくなるその時まで、尽力しようとしてくれている気高きカミ。 それがトワイスのサーヴァント、ガンナー。 「ただ、ゴッサムは折角良い感じに銃社会だから本当に勿体無いなって。確かに国家と比べたら不足も良いところだけど、戦争っていうのはそういう大きな集団でやるものなのよ。一人一人の人間がお互いの人生を懸けて、必死になって行うものなの。NPCじゃそのチップが取られちゃってるし……参加するのがどんなに強い英霊と魔術師の集まりでも、たったの数十人でドンパチするんじゃ、陰惨さも卑劣さも、容赦のなさも物足りないわ」 「……それは君がこれまで、当事者ではなかったからだろう」 このサーヴァントとの相性はすこぶる良い。そのように理解しながらも、ただ一点のズレを埋めるために、トワイスは言葉を贈る。 「君は銃の精霊として、戦争の神として、誰かに肩入れすることはして来なかった。人間を愛し、戦争を愛する君は、戦場の誰もに等しく加護を与えた。それが君の役割だった。 だが今回は違う。君は英霊の座から来たサーヴァントとして私と契約した。祈りを捧げる誰も彼もに平等であらねばならない神でも精霊でもなく、自らの願いのために戦う一人の兵士として聖杯戦争に加わった」 そこで一息。区切りを入れたトワイスは、神霊として欠落した結果ガンナーとして現界し得たマックルイェーガーへと、祝福の言葉を用意する。 「初めて、最初から当事者として関わるこの小さな戦争はきっと……戦神(きみ)に、かつてない成長を齎すはずだ」 少しだけ、ぽかんとした表情。 ガンナーは、マックルイェーガーは考えたこともなかったのだろう。戦争が人に与える熱を愛し続けていた彼女は、それを見守り育むのが役割で、それを自らに任じ律儀に守り続けて来た彼女には、己が兵士として関わるという発想自体がなかったに違いない。戦の神が人の子の争いで、どちらかの陣営に肩入れして自ら人の子を撃ち殺して回るなど、不公平が過ぎてあってはならないことだっただから。 しかし、堕ちた今の彼女は英霊であり、その役割はサーヴァントである。 自ら人の子を撃ち殺して回るだけの理由と権利を持った、一人の兵士なのである。 「……そして、これで終わりではない。これは始まりなんだ。私が願い、君が叶えようと応えてくれた、人類全てのための大戦争の。 到底満足できないこれはその引き金となる、最初の闘争、小さな紛争だとでも思ってくれれば良い。 君の愛する確かな自我を持った者達との、この小さくとも本物の戦争のことを」 「うーん……」 トワイスの訴えを受けて、ガンナーは暫しの間逡巡したが。やがて、頷く。 「……そうね、トワイス。本物のあたしは神さまで、人間が用意した鉄火場に飛び込むのは許されても、自分が火種になるようなことはできなかった。争いのきっかけになる引き鉄に指をかけるのは、銃の神として許されることじゃなかったわ。 だけど、ここにいるあたしは英霊の座からやって来たサーヴァント。一種の特例とも言うべきアバター。みんなに加護を与えるのではなくて、自分で聖杯を勝ち取りに来た参加者……自分で引き金を引いて良い一人の兵士。こんな形で戦争に関わったのは、確かに初めてね」 そこでガンナーは、意地の悪い猫の浮かべるような、稚気の中に獰猛さを潜めた笑顔になった。 「なら、このあたしもたっぷりと堪能させて貰おうかしら。勇敢な兵士たちがいつも見ていたもの、感じていた気持ち。絶望と恐怖、屈辱と悲しみを。それを乗り越えた先にある、達成感と高揚感、爽快感と優越感を、この戦場(ゴッサム)で」 そんな彼女の様子に、トワイスも微笑み返した。 「ああ、それで良い。その神格を欠落したからこそここにいる君が、再び人類に加護を与える神の座に至るまで……君自身が、戦争の中で成長する機会に恵まれた運命を、私は尊ぶ」 ――さあ、まずはこの街から始めよう。 人間が人間として、勇気と知性を持って更なる飛躍を遂げるために。 ……今こそ、戦争を。 一心不乱の、大戦争を。 【クラス】ガンナー 【真名】マックルイェーガー・ライネル・ベルフ・スツカ 【出典】レイセン 【属性】中立・善 【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷C+ 魔力A 幸運B 宝具A++ 【クラススキル】 対英雄:C ガンナー本人を除く、その戦闘に参加しているサーヴァントの筋力、耐久、敏捷をそれぞれ1ランクダウンさせる。 単独行動:B マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。Bランクならば二日間は現界可能。 但し宝具を使用する場合など、多大な魔力を必要とする行為にはマスターの存在が必要不可欠となる。 また、霊格に致命的な損傷を受けても短期間ならば生存できる。 【保有スキル】 神性:C 本来は「銃」へ向けられた人間の想念から生まれた神霊そのものだが、時代の推移によって神格を落とし、更に魔眼王との契約によって大幅なランクダウンを招いている。 元が完全に想念由来の神霊であるため、加護を与えた人間が銃へ向けた感情を魔力に変換し、自らに供給することができる。 聖地作成:D 確固とした土着の信仰対象が存在しない土地でのみ発動可能。魔力を散布することで自らを中心とした一定範囲を聖地とし、聖地内の他者に神としての加護を及ぼす。 銃と戦の神であるガンナーの場合は、銃砲による攻撃の幸運判定に有利な補正が得られる場を形成する。また意識することで特定個人により強い加護を与えることも可能。 千里眼:A+ 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。 また自らの聖地内に踏み入っている銃の所有者の視界も、全て己の物として並列に捉えることができる。 戦闘続行:A+ 決定的な致命傷を受けることがない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。 元が戦神であったガンナーの場合は単独行動と合わせて、魔力か戦意が枯渇しない限り、胸を貫かれても問題なく戦い続けることが可能。 【宝具】 『億千万の鉄血鉄火(インフィニティ・バレット)』 ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:999 最大捕捉:1000人 銃と戦の神であるガンナー特有の権能が宝具化したもの。 拳銃も小銃も機関銃も、迫撃砲もガトリング砲も、八十センチ列車(ドーラ)砲も八十八ミリ高射砲(アハトアハト)も、空を埋め尽くしてなお余りあるほどの人の作りしあらゆる銃砲を眷属として従え、レンジ内のあらゆる空間へ瞬時に召喚し使役する。 これら眷属である銃火器は神秘を帯びてサーヴァントを殺傷せしめ、またガンナーの意志一つで同時にそれぞれが標的を狙い射手が不在でも発砲することができる。 但し発動の燃費は良いが召喚には当然魔力を消費するため、大規模な展開は多用できない。また強力な眷属ほど召喚や維持にかかる魔力量が大きくなり、希少な銃火器ほど一度に多くを呼び出し難いなどの制約は存在する。 銃とはあくまで人が一個の命を撃つためのものであり、どんな破壊力と捕捉範囲を誇ろうとも、ガンナーの眷属として召喚される以上は対人宝具に分類される。 その一線を越えてしまえば、その銃の用途は闘争ではなく殺戮という作業の道具に堕ちてしまうためである。 これらの制約さえ守っている限りは、この宝具は銃神としての権能が具現化したものとして機能する。そのため神秘として見た宝具ランクは高いものの、種類にもよるが銃弾一発一発の威力とは噛み合っていない。それでも圧倒的な物量ゆえ、最大展開時の総合火力ならばランクの値に見合った圧倒的な破壊力と殲滅力を発揮できる。 なお、新しく手に取った普通の銃火器類も眷属として宝具に取り込むことができる。また、逆にガンナーの眷属としての神秘を保持したまま、これらの内の一部の支配権を他者に譲渡することも可能である。 【weapon】 『億千万の鉄血鉄火』 【サーヴァントとしての願い】 また、人が生きるために生きられる素敵な戦争を見たい。そのために必要とされているのなら、戦の神として一肌脱ぐ。 【人物背景】 銃と戦争の女神。本名は長いので、親しい者からはマックルと呼ばれる。 銃の精霊として生まれ、世界大戦を経て戦神へと至った存在だったが、時代の推移によって信仰を失い、様々な先進技術を研究する“組織”に精霊工学の被検体として捕らわれる。 “組織”が促す科学技術の進歩により、やがて戦場は殺戮という行為に取って代わられ、生き死にだけの戦争に成り下がってしまう未来を予感したマックルは、戦神として愛する戦争を守るために“組織”の打倒を狙い、協力するフリをして力を蓄えようとするも失敗。その過程で出会った二代目聖魔王にして魔眼王・川村英雄(ヒデオ)に“組織”との戦いを託すために、東京で起こった“組織”の関わるテロの現場を聖地とし、事件を大幅に加速させる。事態の収束のために現れた彼に討たれることで彼を表舞台でも英雄とし、“組織”に対抗できる存在に仕立て上げようとするが、自らが伝えた人間の勇気と知性について逆に説き伏せられ、自らは役割を終えたのだと悟って消滅しようとする。しかし神でも精霊でもなく、ただ友人として消えないで欲しいというヒデオの頼みに心動かされ、彼と契約。役目を終えた自分を世界の存続させる最低限の信仰をヒデオから貰う代わりに、ヒデオへ自身に残されていた神格を譲渡して、二代目聖魔王を囲む精霊達の仲間入りを果たす。 本来は英霊の範疇には収まらない存在であったが、例えばギリシャ神話の大賢者ケイローンのように他者へ神格を譲渡したことで神性を貶めサーヴァントとしての召喚が可能となっており、自分達の世界と違って人間が前に進むための戦争が足りていないFate/EXTRAの世界に必要な戦争を授けるため、トワイスの下へと召喚された。 【クラス補足:ガンナー】 『銃撃手』のクラス。 弓兵(アーチャー)から派生したエクストラクラス。飛び道具の中でも、銃火器の操作に特化した能力を持つ近代以降の英霊が該当する。 クラススキルとしては、三騎士から外れたために対魔力を喪失し、代わって銃という「闘争を作業に変え、英雄という概念を戦場から駆逐する要因の原点となったもの」である武器を扱うという性質から対英雄を獲得し、また単独行動も引き続き保持している。 著名な該当者としては『白い死神』シモ・ヘイヘ、『ホワイト・フェザー』カルロス・ハスコックらの名が挙げられる。 【マスター】トワイス・H・ピースマン 【出典】Fate/EXTRA 【マスターとしての願い】 全人類規模の戦争を起こすことで人類を成長させる 【weapon】なし 【能力・技能】 医師としての優れた技能を持つ。 ムーンセルにいた頃は二つのコードキャストを扱えたが、ゴッサムシティにおいても使用できるかは不明。 【人物背景】 実在した「トワイス・ピースマン」という人物を模したムーンセルのNPCが、生前の記憶(正確に言えばデータのオリジナルの記憶)を取り戻したイレギュラーな存在。 彼の元となった「トワイス・ピースマン」は、かつてアムネジアシンドロームという病気の治療法を発見するなど、数々の功績を残した偉人。戦争があれば常に戦火の中に身を投じ、人命救助に尽力した戦争を憎む人物というのが表向きの評価だが、実際の彼は戦争を見るたび憎悪や焦りに襲われ心臓が活発的に躍動する“病気”に苛まれ、正義感でも義務感でもなくその痛みを和らげる為に戦地へ赴いていた。 自身の戦争に対する常軌を逸した殺意に疑問を抱き続けるが、バイオテロに巻き込まれ死を迎える間際、彼は自分が70年代に起きた民族紛争の戦争孤児であったことを思い出し、疑問への解答として戦争の中で必死に生きようともがく命の強靭さを垣間見たことで「戦争」とそれが生む成果を否定しきれなかったことに思い至る。 NPCとして自我と記憶を取り戻した彼は、停滞した今の世界に絶望する。戦争は欠落を齎すが、だからこそ欠落以上の成果を齎すし、齎さなければならない。然るに今の停滞した世界はどうか? それまでに積み重ねた欠落に見合うほどの成果を得られていないではないか。 そして欠落を埋めるほどの成果を得られないならば、さらなる欠落をもってさらなる成果を生み出さなければならない。そんな偏執的な思考の下、彼は聖杯の力で全人類規模の戦争を起こすことで人類を成長させ、現在の世界の停滞を打破しようと、当時ムーンセルで行われていた生存トライアルに挑んでいた。 霊子ハッカーの適正はあるものの、その実力は最弱クラス。 しかし“死んでもまた再構成される”NPCの特性を利用して、幾度となく聖杯戦争を戦い抜き、百を優に超える戦いを繰り返す。その過程の中で徐々に実力も磨かれていった。 そして幾度もの繰り返しの中、偶発的にアリーナでシャブティのデータを取得。それはやがてトワイスをムーンセルではなく、ゴッサムシティの聖杯戦争へと誘うこととなる。 【方針】 聖杯を勝ち取るためにも、ガンナーに当事者としての戦争を体験させるためにも、他の参加者を発見し、戦う。 確固とした土着の信仰が存在しない上に銃社会であるゴッサムシティはガンナーにとって自身の聖地を作り易く、上手くすれば適度に魔力を補充しながら、最高ランクの千里眼に加え複数の目を借りることで他のマスターを発見する確率を上昇させることができるのは、戦争における大きな強みであるといえる。但し魔力を撒き散らす都合上、このスキルの発動中は逆に他のサーヴァントや魔術師に存在を喧伝して回っているのに等しくなる上、常に魔力の収支がプラス以上に傾くとは限らないため、使いどころは考える必要がある。
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【クラス】 アーチャー 【真名】 ジョン・『プルートー』・スミス@カンピオーネ! 【パラメーター】 筋力:D 耐久:A 敏捷:C 魔力:D 幸運:A+ 宝具:A+ 【属性】 混沌・善 【クラススキル】 単独行動:B マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。 対魔力:A A以下の魔術は全てキャンセル。 事実上、現代の魔術師では○○に傷をつけられない。 【保有スキル】 神殺しの魔王:B 神を殺してその権能を簒奪した者が必ず所有するスキル。 『エピメテウスの落とし子』『カンピオーネ』『ラークシャサ』『堕天使』『羅刹王』などとも呼ばれる。 総じて『勝者』の別名であり、神だろうがどんな怪物だろうが必ず勝利へと辿り着く桁外れの幸運の持ち主。 神性を持つ相手に 高い生命力と学習能力を所持している。 自己暗示:C 二重人格というほどの解離性がない、『役割演技』としての一種の自己暗示。 無貌の黒仮面を被ることで『ジョン・プルートー・スミス』という存在を演じきる。 本来のアニー・チャールトンとは異なる男性としての性格へと変化していく。 変身:B 宝具である『煙燻る超変身』に由来する自らのカタチを変えるスキル。 宝具の五つの姿とは別に、瞬時にジョン・プルートー・スミスとしてのコスチュームに変身することが出来る。 【宝具】 『煙を吐く鏡(テスカトリポカ)』 ランク:A+ 種別:対城宝具 レンジ:1-100 最大捕捉:1000 アステカ神話の魔神『テスカトリポカ』から簒奪した権能、『贄』をささげることで5つの姿に変身できる。 『大いなる魔術師』 最強の形態。 人が土から作った巨大な建造物を『贄』として取り込み全身が黒く、右足が黒曜石で出来ている全高15mの巨人となる。 『豹(ジャガー)』 周辺一帯の人工の光を『贄』にして使用不可にし、影から蔭へと移動できる能力を持つ豹となる。 『殲滅の焔』 雨(長期間その地域で降らなくなる)と自分自身を『贄』とする。 蒼黒い焔の塊となり、対象に体当たりして我が身諸共滅ぼす。 とはいえ、強靭な肉体なので焼け死ぬのではなく一時的に実体を失うだけですぐ復活でき、他の形態への変身も出来る。 また実体を失うのを利用して、緊急避難にも応用できる。 『黒き魔鳥』 大地を『贄』とし、周囲に地震を発生させる。 翼長10mの魔鳥へと変身し、翼から、毒や麻痺状態にする灰色の煙を出せる。 『蛇使い』 自分以外の誰かが殺した生物の屍を『贄』とする。 『魔弾の射手(アルテミス)』 ランク:A+ 種別:対城宝具 レンジ:- 最大捕捉:- ギリシャ神話の女神『アルテミス』から簒奪した権能、新月の時にのみチャージされるので一ヶ月に6発しか撃てない光の矢を放つ。 相手が神速状態なら矢も神速となりどこまでも追跡し、時空を超えたり北米から欧州への長距離狙撃、爆発を起こしたり散弾にする、光で目潰しなどの応用も可能。 同時に複数放つことで威力は倍を優に超え、一度に全弾放つとカリフォルニアを焼き尽くして荒野にする程の威力をもつ。 人間時には闇エルフに作ってもらった拳銃、変身時にはその口から放たれる。 なお、本人がそばにいて許可すれば拳銃から他者でも発砲できる。 『妖精王の帝冠(オーベロン)』 ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 妖精王『オーベロン』から簒奪した権能、精神集中してアストラル界(あの世のようなもの)へ移動することが出来る。 また、神以外のアストラル界の住人に対して支配力を発揮し、適応可能ならあちらの住人を一時的に呼びよせたりできる。 【weapon】 魔弾の射手
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「じゃーねーみんなー」 『バイバーイ!!』 ゴッサムシティのとある高校。そこに最近とびきりの美少女が転校してきたと近隣で話題になった。 見た目の愛くるしさは勿論、彼女は心も純粋だった。 そんな彼女を妬む人間も居たが、基本的には大人気だった。 だがここはゴッサムシティ、衆愚の街の名の通り大変治安が悪い。だから多くの人間が不安に思っていた。 「ヘヘヘ」 「なかなかいい女じゃねえか、ちょっと幼すぎるかもしれねえけどな」 こんな風に絡まれるのではないかと。 だけど大丈夫。何も心配はいらない。 「私に手を出そうというのなら……」 何故なら彼女は 「肉体言語にて、お相手つかまつる!!」 魔法の国のプリンセスにして王者の技を極めた者、田中ぷにえなのだから。 ◆◆◆ 「思い出した……」 絡んできた男2人を撃退した後、ぷにえは全てを取り戻した。 自らが魔法の国のプリンセスであったこと、女王になるための試験として1年間地上の世界で暮らしていた事、今までの思い出を。 そしてぷにえは怒りに身を震わせる、今自分が置かれている立場に。 「よりにもよって殺し合い、しかも私をただの留学生にするなんて」 ぷにえに植え付けられていた偽りの記憶は、『つい最近日本からやってきた留学生』というもの、魔法の国の王女であり覇王の道を歩む彼女に怒りを覚えさせるには十分だった。 ちなみに、彼女が記憶を取り戻した理由として『自らが繰り出す関節技の前にプリンセスと付けている』事に違和感を覚えた事が原因である。とことん彼女は王者なのだ。 「それにしても、何かしらこれ?」 ぷにえが落ちていた小さな彫像―――シャブティを拾おうとした瞬間、いきなりシャブティが光り出した。 それを見た彼女はとっさに後ろに跳び間合いを取る。 次の瞬間、シャブティが変化しそこには1人の男が立っていた。 見た目はツンツンした髪型をした黒髪、夏服を着用し、下にはオレンジのTシャツを着た学生だ。100人中99人は普通の高校生だと思うだろう。 だがここにいる田中ぷにえは例外の1人だ。彼女は目の前の男を相当の修羅場を潜り抜けてきた存在だと認識する。 そして同時に理解する、彼こそが私のサーヴァントなのだと。 「あなたが私のサーヴァントね?」 ぷにえがサーヴァントに話しかけ、サーヴァントは無言でうなづく。 言葉を介さない事に不信を覚える方も居るだろうが、この場合は致し方ない。 何故なら彼のクラスはバーサーカー、狂戦士のクラスなのだから。 そしてそれをぷにえも理解しているため、彼女は顔色を変えない。 彼女は話し続ける。 「バーサーカー、私はこの聖杯戦争が気に入らないわ。いきなり招待状もなく人を呼び寄せた事が、王女の地位が奪われる可能性を生み出されたことが」 そこで一拍置き、強く叫ぶ。 「何より、私に殺し合いを命じられることが!」 ぷにえにとって殺し合いなど日常茶飯事だ。 妹が、マスコットが、クラスメイトが王女の地位を狙いあらゆる手段で自分を狙ってくるのだから。 そんな自分に改めて殺し合いを命じられるなど我慢できない。 「だからバーサーカー、私についてきなさい」 ぷにえは手を伸ばし握手を求め、バーサーカーもまたそれに答える。 こうして二人の戦いが始まった。 「じゃあ帰りましょうか、今は一人暮らしだからあなたの事を誤魔化す方法も考える必要はないし」 ◆◆◆ バーサーカーは理解していない、自らのマスターがどのような人間であるかを。 仲間を盾にする、敵に土下座をして懇願する事すら厭わず、目的の為なら手段を択ばない存在だという事を。 本当にいざとなれば、他の主従を殺して元の世界に帰るという選択肢が常に存在する事を。 そしてマスターである田中ぷにえも理解していない。 バーサーカーが出会って1日にも満たない人間の為に命がけで戦える存在だという事を。 世界中の敵になった少女の為に1人で戦う事が選べる存在だという事を。 そんなバーサーカーの真名は――― 【クラス】 バーサーカー 【真名】 上条当麻@とある魔術の禁書目録 【パラメーター】 筋力B 耐久A 敏捷C 魔力E 幸運E 宝具EX 【属性】 秩序・狂 【クラススキル】 狂化:C 魔力と幸運を除く全パラメーターを1ランクアップさせるが、 言語能力を失い複雑な思考が出来なくなる。 【保有スキル】 前兆の感知:C 本人の意図しない微弱な動きからこれから行おうとする攻撃を察知するスキル。 ただし、バーサーカー本人もこのスキルを意図して使っているわけではないのでランクが下がっている。 魅了:E 簡単に言えば異性に好かれやすくなるスキル。 今回の聖杯戦争ではバーサーカーとして召喚されたので、最低ランクとなっている。 【宝具】 『幻想殺し(イマジンブレイカー)』 ランク:EX 種別:対異能宝具 レンジ:1 最大補足:1 バーサーカーの右手首より先の部分に宿る宝具。 その効果は触れた異能を打ち消すというシンプルなもの。 ただし、あまりに強力だった場合には打ち消すのではなく受け止めるに留まる事もある。 また、効果に関わらず打ち消すので回復や強化するための物でも打ち消してしまう。 【weapon】 なし 【人物背景】 学園都市に住むレベル0の平凡な高校1年生、というカテゴリの存在。 ただし、人間離れした強靭なメンタルの持ち主でもある。 また、強い正義感の持ち主でありとある人外曰く「誰に教えられなくても、自身の内から湧く感情に従って真っ直ぐに進もうとする者」らしい。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯戦争という殺し合いを生むシステムをぶち壊す。 【マスター】 田中ぷにえ@大魔法峠 【マスターとしての願い】 この聖杯戦争の主催者には茶番に付き合わせた報いを受けさせる。 【weapon】 プリセンスロッドと関節技(サブミッション)。 プリンセスロッドは魔法の杖だが、三節棍にもなる。 【能力・技能】 魔法 彼女は魔法少女なので魔法が使える、使える魔法は多彩。 が、基本余り使われない。 関節技(サブミッション) 王者の技、これから逃れられた存在はいない。 【人物背景】 見た目は可愛らしい美少女にして魔法の国のお姫様。 その中身は覇王。 目的の為なら手段を選ばず、更には「正当性は力で掴み取る者」と言い切ったりするタイプの人間。 しかし、自らを暗殺しようとする妹やクラスメイトをお仕置きだけで済ませる様な甘さもある。 だが、ここは殺し合いなので普段のような容赦はないだろう。 【方針】 敵は全て打ち倒す。